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禁酒番屋

きんしゅばんや

別名 · 禁酒関所

滑稽噺江戸・上方番屋仕込み

禁酒令を敷いた藩邸で、大酒飲みの侍が酒屋に無理な頼みをする。

情景

藩邸の門前。禁酒の札、菓子折、持ち上げる時だけ重くなる包み。

登場人物

あらすじ

  1. 酒の上の刃傷から、藩が禁酒を命じ、門に番屋を置く。
  2. 大酒飲みの近藤が酒屋に、寝酒の一升を届けろと無理を言う。
  3. 小僧は菓子屋に化け、カステラの折に徳利を仕込んで門をくぐろうとする。
  4. 包みを持つときの「どっこいしょ」で、番屋の役人に呼び止められる。

みどころ

聴くとき

小僧の「どっこいしょ」を役人が聞きとがめるところ。

結末

  1. 油でも同様に飲まれ、酒屋が腹を立てる。
  2. 徳利に小便を詰め、正直に中身を告げる。
  3. 嘘だと思った役人がまた飲み——仕込んだ中身が、落ちる。

オチ

酒と嘘で欺いた番屋が、正直に告げた小便も飲む。「正直者め」が皮肉で返る。

サゲ

「うーん、ここな正直者めが!」

別名は「禁酒関所」。上方落語を三代目柳家小さんが江戸へ持ち込んだ。上方には裏門へ回されて糞を食わされる型、カステラの上に本物を詰めて扇子で見破られる型がある。

ほかに