CLASSICAL RAKUGO

一覧 · ジャンル

319席。ジャンルから。

六つ。各内は S から · 319席

滑稽噺

231席
  1. まんじゅうこわい まんじゅうこわい 怖いものはない、と強がる男。たった一つの「まんじゅう」だけは、声が小さい。 S
  2. らくだ らくだ 死人のらくだ。葬式の金はない。通りかかった屑屋だけが、逃げ遅れる。 S
  3. 寿限無 じゅげむ 縁起を詰め込んだ長い名。呼ぶだけで、もう一席。 S
  4. 時そば ときそば 冬の蕎麦屋台。時を尋ねる声が、勘定の拍子へ紛れ込む。 S
  5. 目黒のさんま めぐろのさんま 郊外の火で覚えた味。屋敷の丁寧が、それを壊す。 S
  6. 粗忽長屋 そこつながや 行き倒れは熊五郎だ、と八五郎。生きている本人まで、その話を信じ込む。 S
  7. あくび指南 あくびしなん あくびの稽古場。型を習うほど、息が不自然になる。 A
  8. くしゃみ講釈 くしゃみこうしゃく 振られた恨みを、講釈場の煙へ。男は、買うべき粉の名を忘れている。 A
  9. そば清 そばせい そばの大食いで金を取る清兵衛。五十枚を前に、山で見た草へ手を伸ばす。 A
  10. たがや たがや 花火の「玉屋」。たが屋の箍が、侍の笠を弾く。 A
  11. もう半分 もうはんぶん 半合ずつ酒を飲む老人。置き忘れた五十両を、酒屋夫婦が隠す。 A
  12. やかんなめ やかんなめ 持病の癪に、やかん。通りすがりの武士の頭が、薬になる。 A
  13. 代脈 だいみゃく 師匠の代わりに脈を取りに行く弟子。腕は借り物、失敗は本物。 A
  14. 元犬 もといぬ お百度で人間になった白犬。奉公に上がっても、耳と口には昔の癖が残る。 A
  15. 初天神 はつてんじん 何もねだらない約束で初天神へ。飴の次は、凧屋の前で足が止まる。 A
  16. 千両みかん せんりょうみかん 真夏にみかんを、と病の若旦那。番頭が探し当てた一つには、千両の値がつく。 A
  17. 千早振る ちはやぶる 百人一首の意味を聞かれた隠居。知らぬとは言えず、竜田川を大関の名にする。 A
  18. 反対俥 はんたいぐるま 終列車に間に合わせたい夜。遅い車と、速すぎる車。 A
  19. 堀の内 ほりのうち そそっかしさを直そうと、堀の内へ。賽銭箱には、銭でなく財布を投げる。 A
  20. 壺算 つぼざん 二荷入りの水壺を買うはずが、長さんはまず一荷入りを値切る。 A
  21. 子ほめ こほめ ただ酒を目当てに世辞を習う八五郎。友人の赤ん坊を前に、教わった言葉が出てこない。 A
  22. 宿屋の仇討 やどやのあだうち 静かに眠りたい侍の隣へ、伊勢参り帰りの三人。芸者の次は相撲、さらに物騒な武勇伝。 A
  23. 寝床 ねどこ 下手な義太夫を聞かせたい大家。店子も使用人も、病気や用事を並べて逃げる。 A
  24. 強情灸 ごうじょうきゅう 友人の熱い灸の自慢に、男は腕へもぐさを山盛りにする。 A
  25. 愛宕山 あたごやま 旦那が谷へ小判二十枚。幇間の一八は、茶店に干してある大傘へ目をつける。 A
  26. 湯屋番 ゆやばん 吉原通いで勘当された若旦那。女湯が見えると聞いて、湯屋の番台を望む。 A
  27. 火焔太鼓 かえんだいこ 売れそうもない古びた太鼓。丁稚が店先で叩くと、通りかかった大名の耳へ届く。 A
  28. 無精床 ぶしょうどこ 行きつけが混み、別の床屋へ。蜘蛛の巣、錆びた剃刀、水桶にはボウフラ。 A
  29. 片棒 かたぼう 三人の息子に、自分の葬式をどう出すか。けちな主人が、跡取りを決めるために尋ねる。 A
  30. 牛ほめ うしほめ 新築と牛を褒めれば小遣いがもらえる。与太郎は、父の口上を丸暗記する。 A
  31. 笠碁 かさご 待ったをめぐって絶交した碁敵が、雨の日、互いの軒先をうろつく。 A
  32. 素人鰻 しろうとうなぎ 士族が鰻屋を開く。腕のいい板前を追い出し、主人が鰻に手を焼く。 A
  33. 茶の湯 ちゃのゆ 暇な隠居が、青きな粉とムクの皮で茶の湯を始める。 A
  34. 蝦蟇の油 がまのあぶら 口上は鮮やか、手元も確か。酒が入るまでは。 A
  35. 親子酒 おやこざけ 息子の酒癖を案じた父が、二人そろって禁酒しようと言い出す。 A
  36. 試し酒 ためしざけ 下男の久蔵は五升飲めるのか。尾張屋と近江屋が賭けをする。 A
  37. 転失気 てんしき 知らぬ言葉を、和尚も近所も知った顔。小僧だけが本当の意味を聞き出す。 A
  38. 道具屋 どうぐや 与太郎が古道具の露店を任される。売るものは、どれも一筋縄ではいかない。 A
  39. 金明竹 きんめいちく 骨董屋の店先へ、上方者の長口上。小僧もおかみも、一言もつかめない。 A
  40. 長屋の花見 ながやのはなみ 番茶を酒、沢庵を卵焼きに見立てる。貧乏長屋の花見。 A
  41. 青菜 あおな 隠居夫婦の洒落を真似る植木屋。粋なひと言が、長屋で空回りする。 A
  42. あたま山 あたまやま 種ごと食べた桜が頭で育ち、近所総出の花見場になる。
  43. おすわどん おすわとん 井戸から毎夜「おすわどーん」。後妻が伏せ、剣術師範が夜番に立つ。
  44. お化け長屋 おばけながや 空き部屋へ来る借り手を、怪談で追い返す二人。強がる職人には、話だけでは効かない。
  45. お血脈 おけちみゃく 極楽行きの印が流行し、地獄は閑古鳥。閻魔は大泥棒を善光寺へ送り返す。
  46. お見立て おみたて 花魁に会いたい客。喜瀬川と若い衆が、断る口実を重ねる。
  47. かつぎや かつぎや 「し」を嫌う呉服屋の元日。縁起が、家中を縛る。
  48. かぼちゃ屋 かぼちゃや 掛け値を仕込まれた与太郎。教えを字面どおりに使い、客の前で空を見上げる。
  49. しわい屋 しわいや 自分もけちだという男が、さらに上の吝嗇家へ始末の指南を受けに行く。
  50. たらちね たらちね 言葉が古すぎる嫁。飯の催促まで、文書になる。
  51. だくだく だくだく 家財を売った八五郎は、白紙を貼った部屋に絵描きから豪華な道具を描いてもらう。
  52. ちりとてちん ちりとてちん 腐った豆腐を長崎名産に仕立て、何でも知っている竹へ差し出す。
  53. ろくろ首 ろくろくび 器量よしの婿入り話。ただ一つ、娘の首は丑三つになると伸びる。
  54. ん廻し んまわし 町内の若い衆が食材を持ち寄り、味噌田楽を前に言葉遊びを始める。
  55. 一目上がり ひとめあがり 掛け軸の褒め方を一つ覚え、八五郎が家々の床の間を回る。
  56. 三枚起請 さんまいきしょう 同じ遊女から、同じ約束の起請文を受け取った男が三人。
  57. 三軒長屋 さんげんながや 鳶頭と剣術師範に挟まれた妾宅で、高利貸しが両隣を追い出す算段を立てる。
  58. 二十四孝 にじゅうしこう 親不孝の職人が、小遣い目当てに唐の孝行話を一つずつ真似し始める。
  59. 二番煎じ にばんせんじ 寒い夜回りの番小屋。町内の旦那衆が持ち寄った酒と猪鍋へ、見回りの同心が入ってくる。
  60. 今戸の狐 いまどのきつね 遊び人が今戸で聞いた『狐』という言葉を、賭場の隠語だと思い込む。
  61. 六尺棒 ろくしゃくぼう 吉原帰りの息子に、父は友人へ言づけるふりで勘当を言い渡す。
  62. 勘定板 かんじょういた 田舎の『勘定』は用足し。江戸の番頭は、そろばんを持ってくる。
  63. 反魂香 はんごんこう 亡き人を煙に呼ぶ香。やもめが、真似したくなる。
  64. 味噌倉 みそぐら けちな主人が留守の味噌蔵で、奉公人たちは田楽と酒にありつく。
  65. 嘘つき弥次郎 うそつきやじろう 武者修行の土産話を、弥次郎が最後までほらで押し通す。
  66. 堪忍袋 かんにんぶくろ 腹を立てないと決めた町内の男たちが、不平を袋へ詰めることにする。
  67. 夏泥 なつどろ 夏の夜、貧乏長屋へ忍び込んだ泥棒が、居合わせた男を脅そうとする。
  68. 夢金 ゆめきん 大雪の夜、「金くれえ」の寝言。船の客は、危ない話。
  69. 大安売り おおやすうり 巡業帰りの関取は、今場所の成績を「勝ったり負けたり」と答える。
  70. 大山詣り おおやままいり 大山参りの一行は、道中で酒に酔って暴れた者を丸坊主にすると決めて出発する。
  71. 天災 てんさい 短気を「天災」と思え、と教わる。説教が、生活の事実に負ける。
  72. 孝行糖 こうこうとう 親孝行で褒賞金を得た若者に、長屋の人々が飴売りの商売を考える。
  73. 宗論 しゅうろん 浄土真宗の父と、キリスト教に入信した息子。信仰の説得が親子げんかになる。
  74. 宿屋の富 やどやのとみ 宿賃もない客が、宿屋で富札の当たりをめぐる騒ぎに巻き込まれる。
  75. 小言幸兵衛 こごとこうべえ 借り手の話を聞くたび、先の先まで小言をつける家主。
  76. 小言念仏 こごとねんぶつ 念仏のあいだに小言が混ざる。鍋まで、信心の拍子で煮える。
  77. 居酒屋 いざかや 口の達者な客が、小僧の品書きや言葉尻をとらえて次々にからかう。
  78. 山号寺号 さんごうじごう 若旦那は幇間の一八から、寺には山号と寺号を合わせた正式名があると教わる。
  79. 平林 ひらばやし 宛名の『平林』が読めない下男。聞く相手ごとに読み方が増えていく。
  80. 引越の夢 ひっこしのゆめ 大店に器量よしの女中が来た夜、男たちは二階を目指すが、梯子はもう上げられている。
  81. 後生鰻 ごしょううなぎ 殺生を嫌う隠居は、まな板の鰻を買い取って川へ放してやる。
  82. 手紙無筆 てがみむひつ 伯父の手紙を読めない八五郎は、兄に読み上げてもらおうと持ち込む。ところが兄も字が読めない。
  83. 抜け裏 ぬけうら 長屋の抜け道を止めるため、鋳掛屋のよっちゃんが猛犬の声を引き受ける。
  84. 掛取万歳 かけとりまんざい 家賃もツケも払えない大晦日。亭主は掛け取りの好きな狂歌や芝居で、一人ずつ帰そうとする。
  85. 星野屋 ほしのや 星野屋の主人は、妾のお花と手を切るため、吾妻橋での心中を持ちかける。
  86. 本膳 ほんぜん 本膳の作法は真似しろ。芋が転がれば、村中も転がる。
  87. 松山鏡 まつやまかがみ 十八年間墓参りを欠かさない正助は、褒美に亡くなった父へ一目会いたいと願う。
  88. 松竹梅 しょうちくばい 松太郎、竹次郎、梅吉の三兄弟は、名にちなみ婚礼の余興を頼まれる。
  89. 棒鱈 ぼうだら 料亭で飲む熊五郎は、隣室の田舎侍の騒ぎが気になって仕方がない。
  90. 権助提灯 ごんすけちょうちん 大店の主人が、妻と妾を同じ夜に訪ねる段取りを権助へ頼む。
  91. 水屋の富 みずやのとみ 水を売り歩く男が千両の富籤に当たり、持ち歩けない金の置き場に困る。
  92. 汲みたて くみたて 若い衆が大川の師匠を話題にして、船を出して水を汲みに行く。
  93. 泣き塩 なきしお 読めない手紙を手にした家族が、通りがかった侍へ読んでほしいと頼む。
  94. 浮世床 うきよどこ 町内の若い衆が集まる髪結い床。朝から客と主人の無駄話が途切れない。
  95. 熊の皮 くまのかわ 女房から医者への礼を頼まれた甚兵衛が、用向きをきれいに忘れてしまう。
  96. 犬の目 いぬのめ 両目を病んだ男が、途方もなく乱暴な眼科医に治療を任せる。
  97. 狸賽 たぬきのさい 博奕打ちは助けた子狸を連れ、賽の代わりに使ってひと儲けしようとする。
  98. 猫の皿 ねこのさら 旅の道具屋は、茶屋の猫が使う皿に目を留める。
  99. 猿後家 さるごけ 猿に似ていることを禁句にした商家の後家。番頭は貸本屋の口のうまさに頼る。
  100. 王子の狐 おうじのきつね 王子稲荷の帰り、男は狐と出会い、からかい半分に知恵比べを始める。
  101. 疝気の虫 せんきのむし 夢で出会った「疝気の虫」の言い分を、医者が往診先で試してみる。
  102. 百川 ももかわ 日本橋の料亭に雇われた百兵衛は、ひどい訛りのまま初めて二階の座敷へ上がる。
  103. 看板のピン かんばんのぴん 退屈した博徒の賭場に親分が現れ、壺ざるを振って胴を取る。
  104. 碁泥 ごどろ 碁に夢中の二人の家へ、夜更けに泥棒が忍び込む。
  105. 禁酒番屋 きんしゅばんや 禁酒令を敷いた藩邸で、大酒飲みの侍が酒屋に無理な頼みをする。
  106. 粗忽の使者 そこつのししゃ 使者に立ったそそっかしい侍が、大切な口上を覚えようと隠居へ教わる。
  107. 粗忽の釘 そこつのくぎ 引越しを終えたそそっかしい亭主が、女房に頼まれて壁へ長い釘を打つ。
  108. 紀州 きしゅう 将軍継承を決める朝、尾州侯は鍛冶屋の槌の音を自分への吉兆と聞く。
  109. 締め込み しめこみ 留守を狙った泥棒の置き土産が、帰ってきた夫婦の間に火をつける。
  110. 船徳 ふなとく 勘当されて船宿にいる若旦那・徳兵衛が、船頭にしてくれと頼み込む。
  111. 芋俵 いもだわら 戸締まりの厳しい家へ入るため、泥棒三人組が芋俵を使う計略を立てる。
  112. 花見酒 はなみざけ 花見客へ酒を売って一儲けしようと、二人の男が酒樽を担いで出かける。
  113. 蒟蒻問答 こんにゃくもんどう 寺の住職が留守の間、知ったかぶりの男が代理を引き受ける。
  114. 蛇含草 じゃがんそう 大蛇が腹を鎮めるという蛇含草を、餅の大食いをする男が分けてもらう。
  115. 蜘蛛駕籠 くもかご 鈴ヶ森の駕籠屋が、一人客のふりをする二人組を乗せて走り出す。
  116. 道灌 どうかん 屏風の山吹から、八五郎は太田道灌と一首の歌の話を聞く。
  117. 野ざらし のざらし 髑髏を供養した男の話を聞き、八五郎は向島で骨を探し始める。
  118. 野崎詣り のざきまいり 野崎参りへ向かう船で、若い夫婦と姑の間にいつもの口げんかが起こる。
  119. 鈴ヶ森 すずがもり 鈴ヶ森で追い剥ぎが、通りかかった飛脚を長々と脅し始める。
  120. 長短 ちょうたん 気の長い長さんのたばこに、短気な短七が「こう吸うんだ」と手本を見せる。
  121. 風呂敷 ふろしき 亭主の留守に客を迎えた女房は、思いがけない帰宅に慌てる。
  122. 首提灯 くびぢょうちん 夜道の男が、居合の達人と口論になり、抜き打ちを受ける。
  123. 高砂や たかさごや 物知らずの八五郎が豪商の婚礼の仲人を頼まれ、隠居へ羽織と心得を借りに行く。
  124. 鰻の幇間 うなぎのたいこ 夏の昼、野幇間の一八は腹を空かせ、通りで見覚えのない男に「旦那」と声をかける。
  125. いいえ いいえ 馬子屋で女形を女と間違えた男が、家へ戻って妻子と話す。
  126. うそつき村 うそつきむら 嘘自慢の男が、うそつき村へ入り、村人の話を次々に聞いて回る。
  127. お玉牛 おたまうし 評判の娘へ夜這いをかけた若い衆が、暗闇で手探りを続ける。
  128. お釜さま おかまさま 藪入りで帰った小僧の紙入れを、母が見つける。
  129. からぬけ からぬけ 座敷でなぞなぞを出された与太郎が、牛や烏の答えに迷う。
  130. こび茶 こびちゃ 殿の前で禁句を口にした家臣が、名前の由来を説明する。
  131. しの字嫌い しのじぎらい 『し』を避ける約束をした権助が、座敷で言い換えを続ける。
  132. しびん しびん 古道具屋で花瓶を買った武士が、家で用途を確かめる。
  133. ぞろぞろ ぞろぞろ 売れ残りのわらじを稲荷へ供えた男が、床屋で客を迎える。
  134. たいこ腹 たいこばら 鍼に凝った若旦那が、茶屋で太鼓持ちを相手に無理を言う。
  135. つる つる 鶴の由来を聞いた男が、物知りから町で話してよいか尋ねる。
  136. てれすこ てれすこ 正体の知れない魚をめぐり、漁場と奉行所で騒ぎが広がる。
  137. なめる なめる 令嬢の治療を頼まれた八五郎が、屋敷へ通う条件に戸惑う。
  138. にらみ返し にらみかえし 大晦日の掛け取りで、無言の客と商人が向かい合う。
  139. ねぎまの殿様 ねぎまのとのさま 殿様が煮売屋のねぎまを気に入る。屋敷の鍋では味が出ない。
  140. はてなの茶碗 はてなのちゃわん 漏れる茶碗を見つけた男が、茶屋の主人に値打ちを尋ねる。
  141. ふたなり ふたなり 化け物の噂の森で、女と息子が遺書をめぐって向かい合う。
  142. まちがい まちがい 息子の縁談をめぐり、父母が家の秘密を口にする。
  143. めがね泥 めがねどろ 眼鏡屋へ押し入る三人組を、店番の丁稚が節穴越しに迎える。
  144. 三人無筆 さんにんむひつ 字の書けない三人が、通夜の帳付けを頼まれる。
  145. 人形買い にんぎょうかい 初節句の人形を選びに来た二人が、値段と品をめぐって店先で相談する。
  146. 仁王 におう 浅草観音の仁王門へ忍び込んだ泥棒が、門の仁王像に出くわす。
  147. 今戸焼 いまどやき 芝居帰りの女房と留守番の亭主が、役者にたとえる言い合いをする。
  148. 代り目 かわりめ 酔っ払いが家の前で店を呼び止め、次々と酒と食べ物を頼む。
  149. 代書屋 だいしょや 無筆の男が、代書屋へ履歴書の相談にやって来る。
  150. 八九升 はっくしょう 耳の遠い隠居のもとへ、番頭が機嫌を取ろうと近づく。
  151. 兵庫船 ひょうごぶね 沖で船が止まり、乗客たちは船頭から海の騒ぎを聞かされる。
  152. 出来心 できごころ 間抜けな泥棒が、何もない長屋へ忍び込んで住人の帰りを待つ。
  153. 初音の鼓 はつねのつづみ 狐が取りつくという鼓を、古商人の吉兵衛が殿様へ売り込む。
  154. 動物園 どうぶつえん 虎の着ぐるみを着て檻の前を歩く仕事を、男が引き受ける。
  155. 十徳 じっとく 隠居から十徳の由来を聞いた八五郎が、床屋で披露しようとする。
  156. 占い八百屋 うらないやおや 隠した店の宝を思い出せない番頭が、道中で占いを始める。
  157. 商売根問 しょうばいねどい 金儲けの話に乗った藤助が、萩寺の墓地で眠る鷺を狙う。
  158. 囃子長屋 はやしながや 囃子好きしか住めない本所の長屋で、夫婦が暮らしている。
  159. 四宿の屁 ししゅくのへ 四つの宿場をめぐり、女郎たちが失敗を言い換えて客を丸め込む。
  160. 壁金 かべきん 飴売りの声を聞いた酔っ払いが、隣家へ因縁をつけ始める。
  161. 夏の医者 なつのいしゃ 山向こうの医者が、農夫の息子に連れられて夏の村道を行く。
  162. 夢八 ゆめはち 眠ってばかりの八兵衛が、鍵のかかった空き家の見張りを引き受ける。
  163. 始末の極意 しまつのごくい 倹約家が、金遣いの荒い男に庭の松で節約を教える。
  164. 姫かたり ひめかたり 年の市で正月飾りを売る男が、浅草寺で身分の高そうな姫を見かける。
  165. 家見舞 いえみまい 新築祝いの水瓶を、五銭しかない二人が古道具屋で探す。
  166. 富士詣り ふじまいり 富士講の長屋仲間が、六根清浄を唱えて山道を登る。
  167. 将棋の殿様 しょうぎのとのさま 将棋に凝った殿様が、家来を相手に自分勝手な指し方を続ける。
  168. 尻餅 しりもち 大晦日の長屋で、貧しい夫婦が餅つきの音をどう作るか相談する。
  169. 岸柳島 がんりゅうじま 渡し船で威張る若侍と、黙って乗る老武士が向かい合う。
  170. 干物箱 ひものばこ 遊びたい若旦那が、俳句好きの声色名人を頼る。
  171. 持参金 じさんきん 長屋の男が、友人の返済話と大家の縁談に振り回される。
  172. 指南書 しなんしょ 嫉妬深い若旦那が、和尚の教えを抱えて旅へ出る。
  173. 捨米 すてごめ 縁談のあと、男のもとへ子どもを連れた女が現れる。
  174. 探偵うどん たんていうどん 非常線に追われた泥棒が、夜鳴きうどんの屋台へ逃げ込む。
  175. 提灯屋 ちょうちんや 開店サービスを始めた提灯屋へ、町内の若い衆が家紋を注文する。
  176. 新聞記事 しんぶんきじ 新聞を読めない男が、隠居の話を記事として聞き始める。
  177. 東の旅 ひがしのたび 江戸っ子三人が無尽の金で京へ向かい、神奈川・小田原の宿場をめぐる。
  178. 松曳き まつひき 江戸屋敷の殿様が、大切な赤松の植え替えを家老に相談する。
  179. 植木屋娘 うえきやむすめ 植木屋の幸右衛門が、寺の若者を娘お光の婿に見込む。
  180. 権兵衛狸 ごんべえだぬき 髪結床の権兵衛が、夜ごと雨戸を叩く声に気づく。
  181. 権助魚 ごんすけざかな 旦那の用事を頼まれた権助が、魚屋で土産を選ぶ。
  182. 河豚汁 ふぐじる ふぐを手に入れた旦那が、怖さをこらえて料理の相談をする。
  183. 泳ぎの医者 およぎのいしゃ 隣村の藪医者が、豪農の家へ娘の往診に呼ばれる。
  184. 浮世根問 うきよねどい 八五郎が、横町の隠居へ次々と質問を投げかける。
  185. 猫と金魚 ねこときんぎょ 金魚を狙う猫と、番頭の虎退治が同じ家で騒ぎになる。
  186. 猫の災難 ねこのさいなん 酒が飲みたい熊五郎が、隣のおかみから鯛の頭と尾をもらう。
  187. 王子の幇間 おうじのたいこ 王子の幇間・平助が、呼ばれもしない大店へ今日も顔を出す。
  188. 田能久 たのきゅう 大蛇と芝居好きの旅人が、山道で互いの話を聞き出す。
  189. 町内の若い衆 ちょうないのわかいしゅ 親分の妻の謙遜を聞いた職人が、家で女房に同じ受け答えを求める。
  190. 目薬 めぐすり 目を悪くした大工の夫婦が、粉薬の袋の読み方をめぐって言い合う。
  191. 相撲風景 すもうふうけい 相撲場の見物客が、土俵の声に釣られて次々と騒ぎを起こす。
  192. 真田小僧 さなだこぞう 小遣いをせびる小僧が、父親の講釈を聞いて別の手を考える。
  193. 祇園会 ぎおんえ 京見物の江戸っ子が、祇園会のお茶屋で京自慢を聞く。
  194. 祝いのし いわいのし 結婚祝いの魚を頼まれた甚兵衛が、鯛の代わりを魚屋で探す。
  195. 稽古屋 けいこや 稽古屋へ通う若い男が、帰宅後も屋根で唄を繰り返す。
  196. 穴どろ あなどろ 大晦日に三両を工面できない男が、商家へ忍び込む。
  197. 紋三郎稲荷 もんざぶろういなり 狐皮の胴服を着た侍が、松戸宿へ駕籠で向かう。
  198. 紙屑屋 かみくずや 勘当された若旦那が、紙屑屋で奉公を始める。
  199. 置泥 おきどろ 泥棒が夜の長屋へ入り、住人に刃物を見せて脅す。
  200. 義太夫息子 ぎだゆうむすこ 義太夫に夢中の息子が、夜遅くまでの稽古で父を怒らせる。
  201. 義眼 ぎがん 目の具合が悪い男が、医者の指示を受けて奇妙な治療を試す。
  202. 肝つぶし きもつぶし 病気の友人を見舞った男が、恋わずらいの話を聞く。
  203. 胡椒の悔やみ こしょうのくやみ 笑い上戸の男が、大家の娘の悔やみに行く作法を八五郎に習う。
  204. 胴斬り どうぎり 酔った男が夜道で侍に斬られ、兄貴分に助けを求める。
  205. 能狂言 のうきょうげん 能を見たい田舎大名のため、二人の噺家が知ったかぶりで準備を始める。
  206. 花見の仇討ち はなみのあだうち 長屋の男たちが、花見の余興に仇討ちの芝居を仕込む。
  207. 茄子娘 なすむすめ 茄子畑の和尚のもとへ、夜に美しい娘が訪ねてくる。
  208. 菅原息子 すがわらむすこ 菅原伝授手習鑑を見た若旦那が、家の食卓で芝居のせりふをまねる。
  209. 蔵前駕籠 くらまえかご 蔵前通りの駕籠屋に、夜の客が次々と声をかける。
  210. 蕎麦の殿様 そばのとのさま 蕎麦打ちを覚えた殿様が、家来を集めて試食を始める。
  211. 虱茶屋 しらみぢゃや 茶屋の座敷で、旦那が袖口を気にしながら踊りを眺める。
  212. 蛙茶番 かわずちゃばん 素人芝居のガマ役を、代役の丁稚が引き受ける。
  213. 豆屋 まめや 豆の売り声。怖い客ほど、値が下がる。
  214. 豊竹屋 とよたけや 何でも義太夫にしてしまう節右衛門が、風呂から家まで節を回し続ける。
  215. 質屋庫 しちやぐら 質屋の三番蔵に、夜ごと誰かがいるという噂が立つ。
  216. 越後屋 えちごや 長屋の八五郎が、大店の娘をめぐる恋の相談を始める。
  217. 転宅 てんたく 妾宅へ忍び込んだ泥棒が、女房の寝床に身を隠す。
  218. 辻占の独楽 つじうらのこま 帰宅しない主人を、本妻が奉公人に問いただす。
  219. 近日息子 きんじつむすこ 「近日」を翌朝と読んだ息子が、父の用事を早合点して動き出す。
  220. 釜泥 かまどろ 釜を盗みに入った泥棒が、重い釜を二人で担ぐ。
  221. 鈴振り すずふり 遊行寺で、次の大僧正を決める試験が始まる。
  222. 鉄拐 てっかい 上海屋の余興に、番頭が山中で出会った仙人を招く。
  223. 鍋草履 なべぞうり 鍋に足を入れた男が、芝居小屋の座敷で口を滑らせる。
  224. 長者番付 ちょうじゃばんづけ 伊勢参りの喜六と清八が、二日酔いで造り酒屋に立ち寄る。
  225. 開帳の雪隠 かいちょうのせっちん 出開帳の境内で、二人が有料の雪隠を開く。
  226. 雛鍔 ひなつば 小判を雛鍔と見間違える若旦那が、隠居の縁側で子どもの声を聞く。
  227. 風の神送り かぜのかみおくり 風邪の流行した町で、若い衆が風邪の神送りを始める。
  228. 馬のす うまのす 釣り支度の男が、白馬の尾をめぐって友人に酒を勧める。
  229. 馬の田楽 うまのでんがく 味噌をつけた馬を探す馬方が、通行人へ声をかける。
  230. 高田馬場 たかだのばば 浅草でガマの油を売る姉弟が、古傷の浪人と出会う。
  231. 鼻ほしい はながほしい 鼻を失った浪人が、手習いの家で顔を隠して暮らす。

人情噺

42席
  1. 文七元結 ぶんしちもっとい 娘のために借りた金が、橋の上で他人の命に回る。 S
  2. 芝浜 しばはま 浜辺の財布。舞い上がる夫と、先を見る女房。 S
  3. 中村仲蔵 なかむらなかぞう 役者の血筋を持たない仲蔵に、人気のない斧定九郎が回る。雨宿りの蕎麦屋で、一人の浪人を見た。 A
  4. 井戸の茶碗 いどのちゃわん 二百文の仏像から五十両。正直者ばかりで、屑屋の清兵衛は長屋と屋敷を往復する。 A
  5. 唐茄子屋政談 とうなすやせいだん 勘当の若旦那が、唐茄子の天秤棒を担ぐ。三ノ輪の裏長屋で、母子の空腹を知る。 A
  6. 妾馬 めかけうま お鶴が大名の側室へ。兄の八五郎は、着物を借りて屋敷へ呼ばれる。 A
  7. 子別れ こわかれ 酒と女郎で家を失った熊五郎。三年後、木場へ向かう途中で息子の亀を見かける。 A
  8. 富久 とみきゅう 酒で客をしくじった幇間が、なけなしの一分で富札を買う。その夜、半鐘が二度鳴る。 A
  9. 崇徳院 すとくいん 恋煩いの若旦那。茶屋でもらった歌の上の句だけを手がかりに、娘を探す。 A
  10. 抜け雀 ぬけすずめ 一文無しの若い絵師が、宿代の代わりに衝立へ雀を五羽描く。 A
  11. 淀五郎 よどごろう 相中の淀五郎に判官。張り切りすぎて、由良助が舞台に出ない。 A
  12. 火事息子 かじむすこ 火事が好きで勘当され、臥煙になった若旦那。風の強い冬の日、実家の近くで半鐘が鳴る。 A
  13. 百年目 ひゃくねんめ 堅物の番頭が、花見の席で大旦那をつかまえる。翌朝、待っていたのは叱責ではなかった。 A
  14. 紺屋高尾 こんやたかお 紺屋の久蔵は、高尾太夫の絵姿ひとつで寝込んでしまう。 A
  15. 藪入り やぶいり 藪入りで帰った息子の紙入れに大金。父親は盗みを疑う。 A
  16. 黄金餅 こがねもち 風邪の僧があんころを所望する。壁の穴から、餅に包んだ金。 A
  17. 三井の大黒 みついのだいこく 名前を忘れた居候大工。三時間も鉋を研いだかと思えば、今度は二階で寝てばかり。
  18. 佃祭 つくだまつり 三年前に五両を渡した女が、佃島の船着場で次郎兵衛を呼び止める。
  19. 厩火事 うまやかじ 孔子の故事を聞いた髪結い。瀬戸物を割って、亭主の心を試す。
  20. 品川心中 しながわしんじゅう 品川宿の遊女お染は、客から金を借りるため、心中の相手を探している。
  21. 塩原多助一代記 しおばらたすけいちだいき 塩原多助は、故郷で愛馬・青と働く馬方だった。
  22. 子は鎹 こはかすがい 酒と女郎通いで家を壊した熊五郎は、女房と子を手放して三年を過ごす。
  23. 宮戸川 みやとがわ 締め出された半七とお花。雷の夜、叔父の早合点が縁を結ぶ。
  24. 幾代餅 いくよもち 搗米屋の奉公人・清蔵は、錦絵で見た幾代太夫に惚れて寝込んでしまう。
  25. 心眼 しんがん 流しの按摩・梅喜は、片方の目だけでも治してほしいと薬師へ通う。
  26. 景清 かげきよ 失明して仕事を失った目貫師・定次郎は、母のために清水寺へ百日参りをする。
  27. 柳田格之進 やなぎだかくのしん 浪人の柳田格之進は、月見の碁の席で消えた五十両の疑いをかけられる。
  28. 猫の恩返し ねこのおんがえし 博奕で三両を失った男は、飼い猫を売って金を作ろうとする。
  29. 竹の水仙 たけのすいせん 旅費のない左甚五郎が、宿屋で竹を使った細工を頼まれる。
  30. 鼠穴 ねずみあな 放蕩で身上を失った竹次郎は、江戸で商う兄から三文だけを渡される。
  31. おかふい おかふい 病床の質屋主人が、妻の愛情を確かめるため無理な願いを口にする。
  32. お七の十 おしちのじゅう 八百屋お七と吉三をめぐる、火事と恋の怪談。
  33. しじみ売り しじみうり 蜆売りの子どもが、船宿で大人の話を聞く。
  34. ちきり伊勢屋 ちきりいせや 死相を告げられた若旦那が、吉原と菩提寺を行き来する。
  35. 大仏餅 だいぶつもち 身なりを変えた盲目の物乞いが、河内屋金兵衛の家を訪れる。
  36. 文違い ふみちがい 内藤新宿で、お杉がなじみ客二人に別々の頼みごとをする。
  37. 甲府い こうふい 甲府から江戸へ出た若者が、豆腐屋の仕事を覚えていく。
  38. 菊江の仏壇 きくえのぶつだん 若旦那が菊江に夢中になり、家では新妻お花が実家へ帰る。
  39. 西行鼓ヶ滝 さいぎょうつつみがたき 若き西行が、摂津の鼓ヶ滝で自作の歌を詠む。
  40. 親売り おやうり 車夫夫婦が、新聞広告を見て老人の養子話を相談する。
  41. 雑穀八 ざこはち 婚礼の日に姿を消した鶴吉が、十年後に町へ戻る。
  42. 黄金の大黒 きんのだいこく 床の間から現れた大黒をめぐり、長屋の人々が相談する。

怪談

13席
  1. 死神 しにがみ 病人の枕元か足元か。死神の座る場所を見分け、男は医者になる。 S
  2. へっつい幽霊 へっついゆうれい 返す客が続くへっつい。中の三百両と、幽霊の未練。 A
  3. 三年目 さんねんめ 再婚の夜に出ると約した妻。三年目の命日、障子の向こう。 A
  4. 牡丹灯籠 ぼたんどうろう 牡丹灯籠を提げ、この世の者ではないお露が夜ごと新三郎を訪ねる。 A
  5. お菊の皿 おきくのさら 皿屋敷の幽霊をひと目見ようと、若者たちが夜の井戸端へ忍び込む。
  6. 不動坊 ふどうぼう 未亡人と祝言を挙げる男を見て、仲間たちはやっかみ半分の相談を始める。
  7. 夢の酒 ゆめのさけ 若旦那が夢で見た美女の話に、女房は本気で焼きもちを焼く。
  8. 怪談乳房榎 かいだんちぶさえのき 彫刻師の菱川重信と弟子の磯貝浪江をめぐる因縁が、乳房榎の怪異へ連なる。
  9. 悋気の火の玉 りんきのひのたま 本妻と妾の呪い。火の玉二つが、寺の前でぶつかる。
  10. 真景累ヶ淵 しんけいかさねがふち 鍼医・皆川宗悦をめぐる因縁から、深見家と皆川家の怪異譚が始まる。
  11. 小間物屋政談 こまものやせいだん 箱根で追いはぎに遭った男を、背負い小間物屋が助ける。
  12. 鰍沢 かじかざわ 吹雪で道を失った商人が、甲斐の一軒家へ泊まりを頼む。
  13. 鰍沢二席目 かじかざわにせきめ 鰍沢の一軒家に、身延帰りの旅人が再び立ち寄る。

裁き

9席
  1. 三方一両損 さんぼういちりょうぞん 返そうとしても、受け取らない。裁きの席で、損が三つに割れる。 S
  2. 五貫裁き ごかんさばき 一文を投げた罰は、五貫を一文ずつ。八五郎は、夜ごと質屋の戸を叩く。 A
  3. 城木屋 しろきや 大店の娘へ恋文を送った番頭は、店の金を持ち出して江戸を離れる。
  4. 天狗裁き てんぐさばき 見ていない夢を、皆が聞けと迫る。問答が止まらない。
  5. 鹿政談 しかせいだん 奈良の豆腐屋・与兵衛が、おからを食う獣を野良犬と思って薪を投げる。
  6. しゃっくり政談 しゃっくりせいだん しゃっくりが止まらない男が、奉行所の裁きに呼ばれる。
  7. 佐々木裁き ささきさばき お忍びの名奉行が、子どもたちの裁判ごっこと頓知に出会う。
  8. 匙加減 さじかげん 勘当された医者の若旦那が、身を立て直した村からかつての女郎を訪ねる。
  9. 大工調べ だいくしらべ 道具箱を質に取られた大工の与太郎を、棟梁が大家のもとへ連れて行く。

色噺

17席
  1. 二階ぞめき にかいぞめき 二階を吉原に仕立てた家。一人芝居の若旦那に、小僧が割って入る。 A
  2. 五人廻し ごにんまわし 大引け過ぎの廓。来ない花魁を待つ四部屋の文句が、廊下の若い者へ集まる。 A
  3. 居残り佐平次 いのこりさへいじ 佐平次が仲間を連れて品川へ。勘定の朝、仲間を帰し、自分だけ布団部屋へ入る。 A
  4. 明烏 あけがらす 本ばかり読む堅物の若旦那。二人の遊び人は、お稲荷参りだと吉原へ連れ出す。 A
  5. 短命 たんめい 美人のおかみを迎えた婿が、なぜか三人続けて早死にする。 A
  6. 紙入れ かみいれ 貸本屋が、おかみの誘いに乗る。忘れた紙入れに、手紙が入っている。 A
  7. 強飯の女郎買い こわめしのじょろうかい 葬式の強飯でいい気分。おごる威勢が、財布の中身で冷める。
  8. 搗屋無間 つきやむげん 搗屋の徳兵衛は、吉原の小稲の絵姿に惚れ、金を工面して会いに行く。
  9. たちぎれ たちぎれ 花代を線香の長さで数える男が、蔵へ通う女から手紙を待つ。
  10. ちん輪 ちんわ 錦のふんどしを借りた与太郎が、寺と吉原の間を急ぐ。
  11. 二階借り にかいがり 人妻だと名乗る男が、昼の長屋で二階を借りる。
  12. 付き馬 つきうま 吉原で遊んだ男が、料金を取りに来た妓夫を連れて町へ出る。
  13. 夜桜 よざくら 夜桜見物を口実に、息子が父に廓帰りを隠そうとする。
  14. 山崎屋 やまざきや べっ甲問屋の番頭が、若旦那と花魁を結婚させる策を考える。
  15. 欣弥め きんやめ 夜の姫君の部屋で、入ってきた小姓が同じ名乗りを繰り返す。
  16. 辰巳の辻占 たつみのつじうら 若旦那が遊女の身請けを叔父に相談し、賭けを教えられる。
  17. 近江八景 おうみはっけい 遊女との約束に悩む男が、友人と易者を訪ねる。

芝居噺

7席
  1. 七段目 しちだんめ 家でも芝居口調の若旦那。丁稚と忠臣蔵を始めると、結んだ刀の鯉口が切れる。 A
  2. 権助芝居 ごんすけしばい 芝居の盗賊役が足りず、興行主は人足の権平を一分で雇う。
  3. 芝居風呂 しばいぶろ 芝居好きの客が集まる風呂で、忠臣蔵のまね事が始まる。
  4. きゃいのう きゃいのう 芝居の役者が、楽屋で足りない髷と台詞に泣かされる。
  5. 四段目 よだんめ 芝居好きの丁稚が、使いの途中で見た忠臣蔵を隠そうと主人に嘘を重ねる。
  6. 小烏丸 こがらすまる 後妻の一言から、名刀をめぐる家の騒ぎが始まる。
  7. 武助馬 ぶすけうま 役者に憧れた武助が、上方の楽屋で働き口を探す。