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三方一両損

さんぼういちりょうぞん

別名 · 三方目出度 · 一両損

S裁き江戸奉行所地口

返そうとしても、受け取らない。裁きの席で、損が三つに割れる。

情景

奉行所の広い間。三両の財布を前に、拾った男と落とした男が譲らない。

登場人物

あらすじ

  1. 左官の金太郎が、三両と書付、印形の入った財布を拾う。
  2. 書付を頼りに、大工の吉五郎へ届ける。吉五郎は書付と印形だけ受け取り、三両は受け取らない。
  3. 金目当てで届けたのではない、と金太郎も引かず、二人は金を押しつけ合う。
  4. 双方の大家まで奉行所へ駆け込み、大岡越前の裁きとなる——。

みどころ

聴くとき

裁きが済み、膳を前にした二人が返す一言。

結末

  1. 奉行が自前の一両を足し、四両を二人に分ける。
  2. 拾った側・落とした側・奉行、それぞれ一両損。
  3. 膳の席で、大食いをたしなめられ、地口が落ちる。

オチ

三両に奉行の一両を足して二人へ二両ずつ。三人が一両ずつ損をした裁きのあと、「大岡/多かあ」「越前/一膳」の地口で締める。

サゲ

「多かあ食わねえ。たった一膳」。

ほかに