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初天神

はつてんじん

A滑稽噺江戸縁日親子家庭

何もねだらない約束で初天神へ。飴の次は、凧屋の前で足が止まる。

情景

一月二十五日の天満宮。飴屋の蜜、凧屋の紙。父親の懐には、銭が少ない。

登場人物

あらすじ

  1. 初天神の日、男は一人で天満宮へ行こうとするが、女房に息子同伴を頼まれる。
  2. ねだられるのが目に見えて嫌がり、拒むと息子が近所に言い触らすと脅す。
  3. 仕方なく連れていく。屋台が並び、ねだりが始まる。
  4. 父の体面と財布が、せめぎ合う——。

みどころ

聴くとき

父が見本を見せると凧が高く上がり、息子が手を出すところ。

結末

  1. 飴に凧——ねだりに折れた父が、空き地で見本の凧揚げを始める。
  2. 息子が代わってくれと頼んでも、父は夢中で手放さない。
  3. 息子「お父つぁんなんか、連れてこなんだらよかった」。

オチ

息子を連れてきた父が凧を独り占めするため、今度は息子が「お父つぁんなんか、連れてこなんだらよかった」とこぼす。

サゲ

「お父つぁんなんか、連れてこなんだらよかった」。

江戸では、父が人にぶつかると、息子が「何分おとなのいたしましたことですから」と謝る型もある。

ほかに