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権助芝居

ごんすけしばい

別名 · 一分茶番 · 素人芝居 · 素人茶番

芝居噺江戸長屋地口

芝居の盗賊役が足りず、興行主は人足の権平を一分で雇う。

情景

長屋の誕生日。素人芝居の舞台。縄目の、きしみ。間の、短い沈黙。

登場人物

あらすじ

  1. 大家の祝いに店子が素人芝居『有職鎌倉山』を決める。
  2. 直前、非人の権平役が欠席。飯炊きの権助を一分で雇う。
  3. 田舎者の権助はセリフを忘れ、騒動を重ねる。
  4. 縄で縛る見せ場——観客が「ざまあみろ」と掛け声を上げる——。

みどころ

聴くとき

「誰に頼まれて盗んだ」——縄が締まる声。

結末

  1. 権助が「縛られてなんかいない」と縄を解き、踊りだす。
  2. 役人役が本気で縛り上げ、「白状しろ」と詰める。
  3. 「吉兵衛さんに、一分で頼まれました」。

オチ

芝居の自白が雇用の事実になる。役料の「一分」が、盗賊の頼み先の白状になる。

サゲ

「吉兵衛さんに、一分で頼まれました」

別題に『一分茶番』『一分芝居』『権助茶番』がある。役料は一分・五十銭など口演差があるが、本線は『一分で頼まれました』。

ほかに