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七段目

しちだんめ

別名 · 役者息子

A芝居噺江戸商家二階親子主従地口

家でも芝居口調の若旦那。丁稚と忠臣蔵を始めると、結んだ刀の鯉口が切れる。

情景

商家の二階。赤い長襦袢と帯のしごき。床の間の刀は、鯉口をこよりで結ぶ。

登場人物

あらすじ

  1. 芝居マニアの若旦那が、家業を放って小屋に入り浸る。言葉も仕草も、歌舞伎がかり。
  2. 父親が小言を浴びせても、芝居がかった形で応じる。閉口して、丁稚の定吉に二階へ止めに行かせる。
  3. 定吉も芝居好き。二人は忠臣蔵の七段目——祇園一力の場——をごっこで始める。
  4. 若旦那が平右衛門、定吉がお軽。刀は結んで安心させたつもりが、目が据わっていく——。

みどころ

聴くとき

若旦那の目が据わり、鯉口のこよりを引き切るところ。

結末

  1. 若旦那が抜き身を振る。定吉が逃げ、階段から転げ落ちる。
  2. 旦那が駆けつける。「てっぺんから落ちたか」。
  3. 定吉は「いいえ、七段目」と返す。

オチ

忠臣蔵の七段目ごっこで階段から落ちる。「てっぺんから落ちたか」に「いいえ、七段目」。

サゲ

「いいえ、七段目」。

江戸『役者息子』。古い型は「七段目で落ちた/いえてっぺんから」の言い回し差。

ほかに