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きゃいのう

きゃいのう

別名 · 団子兵衛

芝居噺江戸楽屋舞台地口

芝居の役者が、楽屋で足りない髷と台詞に泣かされる。

情景

楽屋の鬘。落花生の詰め物。腰元三人と、乞食の影。

登場人物

あらすじ

  1. 團十郎の弟子を名乗る團五兵衛、鬘がなく床山に抗議。
  2. 親方に、猪・馬の役ばかりだった身の上を語る。
  3. 「やっと二本の足で歩けます」——人情に触れ、巨大な鬘で間に合わせる。
  4. 詰め物に吸殻が入り、頭から煙。舞台の割り台詞は——。

みどころ

聴くとき

「むさくるしいわい」「とっとと外へ行……」のあとの、間。

結末

  1. 腰元が順に台詞を割り、團五兵衛の番になる。
  2. 鬘の中が熱く、なかなか台詞が出ない。
  3. ようやく「きゃいのう」——役の言葉が「熱いのう」に聞こえる。

オチ

割り台詞「(行き)きゃいのう」が、巨大鬘の熱さで「熱いのう」に重なる。

サゲ

「きゃいのう」——「熱いのう」

火勢・消防車まで盛る型と、熱さの一言で軽く落とす型あり。 金語楼は友人との会話だけで「早く行きゃいのう」と落とす短い型あり。

ほかに