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藪入り

やぶいり

別名 · 鼠の懸賞 · お釜様

A人情噺江戸親子考えオチ

藪入りで帰った息子の紙入れに大金。父親は盗みを疑う。

情景

藪入りの朝。銭湯の湯気。紙入れの、妙な厚み。

登場人物

あらすじ

  1. 年季奉公の息子・亀吉の帰宅を待ちわびた両親。
  2. 銭湯に出した隙に紙入れを見ると、五円札三枚の大金。
  3. 悪事かと父親が殴る。
  4. 息子の言い分が始まり——。

みどころ

聴くとき

殴ったあとの、息子の説明。

結末

  1. 息子が説明する——鼠を捕まえて懸賞に当たった金だ、と。
  2. 鼠を交番へ届けて懸賞に当たり、奉公先の主人が帰省の日に渡してくれた金だった。
  3. 父は主人を大切にしろと言い、「これもチュウのおかげだ」。

オチ

鼠の懸賞金だと分かり、父は奉公先への忠義を説く。「チュウ」は忠義の『忠』と、鼠の鳴き声を掛けた言葉。

サゲ

「チュウのおかげ」。

古くは『お釜様』の題で、金の由来もサゲも異なる艶笑噺だった。

ほかに