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仁王

におう

別名 · 仁王と泥棒

滑稽噺江戸地口

浅草観音の仁王門へ忍び込んだ泥棒が、門の仁王像に出くわす。

情景

夜の仁王門。寺へ入った泥棒と、門を守る仁王像。

登場人物

あらすじ

  1. 夜、泥棒が寺へ忍び込み、賽銭などを物色する。
  2. 門の仁王様が動き、泥棒をつまみ上げる。
  3. 地面に叩きつけ、大きな足で踏みつける。
  4. 苦しさに屁をし、仁王が顔をしかめる——。

みどころ

聴くとき

仁王が『くせえやつだ』と言った直後、泥棒が聞き返す一拍。

結末

  1. 仁王に踏まれた泥棒は、苦しさのあまり屁をする。
  2. 仁王は鼻をつまみ、顔をしかめて『くせえやつだ』と言う。
  3. 泥棒が『仁王か』と聞き返し、『匂うか』と重ねて落とす。

オチ

仁王が屁を『くさい』と言ったのに対し、泥棒が『仁王か』と返して『匂うか』に掛ける地口。

サゲ

「くせえやつだ」「仁王か」

泥棒噺のマクラに使われる小噺で、八代目桂文楽が『やかん泥』のマクラに用いたとされる。上方には阿形と吽形の仁王像で屁とにおいを演じる型もある。

ほかに