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元犬

もといぬ

A滑稽噺江戸商家地口

お百度で人間になった白犬。奉公に上がっても、耳と口には昔の癖が残る。

情景

目黒不動の石段。抜けていく白い毛。奉公先の台所には、焙炉がある。

登場人物

あらすじ

  1. 白犬が来世に人になりたいと目黒不動へお百度。
  2. 満願で毛が抜け、人間になる。隠居に四郎と名付けられ奉公へ。
  3. 「焙炉を火に」を「吼えろ」と聞き、ワンワンとやる。
  4. ある日、主人が「お元はいぬか」と聞く——。

みどころ

聴くとき

主人が女中のお元を呼び、四郎が先に返事をするところ。

結末

  1. 主人が女中を呼んで、「お元はいぬか」と尋ねる。
  2. 四郎は「元は犬でございましたが、今朝がた人間になりました」と答える。

オチ

主人の「お元は居ぬか」が「お元は犬か」に聞こえる。元犬の四郎が「元は犬」と答えてしまう、居ぬか/犬かの掛詞。

サゲ

「元は犬でございましたが、今朝がた人間になりました」。

ほかに