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肝つぶし

きもつぶし

別名 · 胆つぶし · 肝潰し

滑稽噺上方・江戸友人兄妹地口

病気の友人を見舞った男が、恋わずらいの話を聞く。

情景

病床の布団。呉服屋の娘。夜の家の、枕元。

登場人物

あらすじ

  1. 見舞いに行くと、友人は恋わずらいだと言う。
  2. 呉服屋の娘に一目惚れし、家まで来た経緯を長く語る。
  3. 番頭に連れ去られたところで目が覚める——すべて夢。
  4. 年月そろった女の生き肝が薬、と聞き、男の家の妹が条件に合う——。

みどころ

聴くとき

枕元で独白する声。妹が目を覚ます間。

結末

  1. 男は恩を思い、妹の肝を取ろうと枕元へ向かう。
  2. 独白の末、刃の前で妹が肝をつぶす(恐怖する)。
  3. 生き肝の代わりに、驚愕が効く。

オチ

年月そろった生き肝が薬、のつもりが、刃の前で妹が「肝をつぶす」。慣用句のほうで足りる。

サゲ

「肝がつぶれた? ああ、それでは薬にならない」

上方起源。人名はヨシマ/タミなど型差。本線は肝つぶしの地口。

ほかに