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宗論

しゅうろん

滑稽噺江戸親子地口

浄土真宗の父と、キリスト教に入信した息子。信仰の説得が親子げんかになる。

情景

大店の座敷。教会から帰った若旦那と、待ち構える旦那。

登場人物

あらすじ

  1. ある大店の旦那は熱心な浄土真宗の信者だが、息子はキリスト教に入信して教会へ通っている。
  2. 教会から帰った息子に、旦那は阿弥陀を拝むよう説得する。
  3. 息子は天の神こそ造り主だと主張し、旦那はお前を作ったのは自分と亡き母だと言い返す。
  4. 互いの教えを説くうち、宗教の話は親子の激しい口げんかへ変わっていく。

みどころ

聴くとき

教義の話が『お前を作ったのは誰か』という親子げんかへ崩れるところ。

結末

  1. 旦那が息子に手を上げそうになると、飯炊きの権助が間に入る。
  2. 権助は『宗論はどちらが負けても釈迦の恥』と言って父子を止める。
  3. 旦那が権助も真宗かと尋ねると、権助は仙台生まれだから奥州だと答える。

オチ

旦那の『真宗か』という宗派の問いを、権助が出身地の『奥州』と取り違える『しゅう』の地口。

サゲ

「お前も真宗か」「おらぁ仙台だから奥州でがす」

大正期に益田太郎冠者が、仏教宗派同士を描く狂言『宗論』を、浄土真宗の父とキリスト教徒の息子の争いへ改作した新作落語。現在は古典として演じられる。

ほかに