だくだく
別名 · 書割り盗人 · つもり泥
家財を売った八五郎は、白紙を貼った部屋に絵描きから豪華な道具を描いてもらう。
白い紙の長屋。細密画の箪笥。長押に、一本の槍。
泥棒が引き出しを開けようとして、家財が絵だと悟るところ。
絵の家財を「つもり」で盗む泥棒に、主も槍で突いた「つもり」。血がだくだくと出た、つもり。
「ううむ、無念。血がだくだくと出た、つもり」
上方では「書割盗人」といい、サゲは「やられたと死んだ体」とする。江戸の「だくだく」には泥棒を近視にする型、文治の「客が笑った、つもり」の付け足しもある。