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孝行糖

こうこうとう

滑稽噺江戸・上方長屋往来親子地口

親孝行で褒賞金を得た若者に、長屋の人々が飴売りの商売を考える。

情景

長屋でそろえる鉦と太鼓。孝行糖の長い口上。静かな武家屋敷の門前。

登場人物

あらすじ

  1. 親を大事にした若者に、褒賞金が下りる。
  2. 長屋が、飴売りを勧める。名は「孝行糖」。
  3. 口上が決まり、毎日飛ぶように売れる。
  4. ある日、静かな屋敷町の門前へ——。空気が、ひとつ変わる——。

みどころ

聴くとき

門番が『鳴り物はならん』と注意しても、若者が鉦太鼓を止めない問答。

結末

  1. 門番は、注意を聞かず鉦太鼓を鳴らす若者を六尺棒で打つ。
  2. 通りかかった知人が事情を説明して門番を止め、どこを打たれたか尋ねる。
  3. 若者は体を指しながら『こぉこぉとぉ』と答える。

オチ

門前で鳴り物を鳴らして門番に殴られ、打たれた箇所を指差す。売り声の「孝行糖」が「ここをと」の痛みになる。

サゲ

「こぉこぉとぉ……」。

上方は大工の吉兵衛型で蔵屋敷、東京は与太郎型で水戸屋敷を通る。屋敷や門番の調子に差はあるが、打たれた場所を指す地口は共通。

ほかに