こごとこうべえ
別名 · 搗屋幸兵衛 · 道行幸兵衛
借り手の話を聞くたび、先の先まで小言をつける家主。
麻布古川の長屋。戸口ごと。小言の定期便。間の、短い沈黙。
三人目の借り手が幸兵衛を気圧し、今度は幸兵衛が職業を尋ねるところ。
居丈高な三人目の商売が鉄砲鍛冶。小言の連発が鉄砲の連射に重なり、「ポンポン言い通し」になる。
「なるほど、道理でポンポン言い通しだ」。
上方『借家借り』からの移入。前半は搗米屋、豆腐屋、仕立屋など演者差があり、『搗屋幸兵衛』を別筋で演じる場合もある。本稿は鉄砲鍛冶で結ぶ型。