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こごとねんぶつ
滑稽噺江戸家夫婦状況
念仏のあいだに小言が混ざる。鍋まで、信心の拍子で煮える。
仏壇の前。木魚の代わりの扇子。台所のどじょう鍋。
南無阿弥陀仏のあいだに割り込む生活音。
念仏の拍子のまま家事を指図し、どじょうを煮てほくそ笑む。信心と俗・殺生が同じ口から出る。
「ざまァみやがれ」——南無阿弥陀仏。
形態模写の色が濃く、固定した筋やサゲを置かない口演もある。本稿はどじょうの『ざまあ』で結ぶ型とし、赤ん坊を『バァ』とあやす場面を添える型もある。