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胡椒の悔やみ

こしょうのくやみ

別名 · 悔やみ · 悔み丁稚 · ええ気味

滑稽噺江戸・上方長屋葬式状況

笑い上戸の男が、大家の娘の悔やみに行く作法を八五郎に習う。

情景

八五郎の前。胡椒の粉。式場の女たち。墓前の、くしゃみ。

登場人物

あらすじ

  1. 笑い上戸が、大家の娘の悔やみ作法を八五郎に教わりに来る。
  2. 文句を覚えさせ、涙の代わりに胡椒を舐めろと渡す。垣根の陰で、と細かく指導。
  3. 式場で女たちの悔やみを聞き、あいつらも胡椒だと張り合う。
  4. いっぺんに全部口へ——涙は出るが、口の中が大変になる——。

みどころ

聴くとき

墓前の第一声。くしゃみの入り方。

結末

  1. 「承りますれば…お嬢さまが…ハックショッ。水ください」。
  2. 水を飲み、顔が壊れそうだとぼやきつつ、また承りますれば——。
  3. 笑いと喷嚏が、悔やみを溶かす。

オチ

笑い上戸の涙用に胡椒を一気に舐める。悔やみの文句がくしゃみと笑いへ崩れ、儀式が溶ける。

サゲ

「承りますれば…ハックショッ。水ください」——「あーあ、いい気持ちだ」

原話は山椒。上方は悔み丁稚。本線は胡椒の過量。 胡椒を渡す相手は兄貴分本線。武藤『定本』系は妻が授ける型。上方は『悔み丁稚』『ええ気味』。

ほかに