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たらちね

たらちね

別名 · たらちめ · 延陽伯

滑稽噺江戸・上方夫婦地口

言葉が古すぎる嫁。飯の催促まで、文書になる。

情景

祝言の夜。米櫃の位置まで、漢文調。朝の光と、冷えた杯。

登場人物

あらすじ

  1. 大家の縁談。器量よし、ただし言葉が過ぎて伝わらぬ、と。
  2. 名を聞けば父祖の姓名から滔々。全部が名に聞こえる。
  3. 翌朝、米櫃も小難しく、八五郎は二度寝。
  4. 起こしの一句が、うがい手水に恐惶謹言——。

みどころ

聴くとき

恐惶謹言の響き。夫の寝返り。

結末

  1. 妻は、朝飯が冷めると八五郎を長い言葉で起こす。
  2. その呼びかけを、改まった手紙の結び「恐惶謹言」で締める。
  3. 八五郎は、飯でそれなら酒を飲めばどうなると返す。

オチ

飯の催促が「恐惶謹言」なら、酒は「酔って/依って件の如し」。

サゲ

「飯が恐惶謹言なら、酒は依って件の如し」

上方『延陽伯』(縁良う掃く)。江戸は京言葉、上方は漢語調の差。

ほかに