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ん廻し

んまわし

別名 · 寄合酒 · 田楽喰い · 田楽食い

滑稽噺江戸・上方長屋地口

町内の若い衆が食材を持ち寄り、味噌田楽を前に言葉遊びを始める。

情景

長屋の土間。味噌の匂い。焼けた串と、口の中の「ん」。

登場人物

あらすじ

  1. 町内の若い衆が食材を持ち寄り、飲むことにする。
  2. 金がなく、集め方も調理も粗相ばかり。
  3. 味噌田楽が焼け、「ん」の数だけ串を取ると決める。
  4. 半鐘の口真似などで「ん」を稼ぐ者が出る——。

みどころ

聴くとき

田楽が焼け、言葉の「ん」の数で串を取ると決めるところ。

結末

  1. 「矢を射ると太鼓がドン」を繰り返し、「ん」を量産する。
  2. 焼き役「そんなに言うと焼くのが間に合わない」。
  3. 「矢数(焼かず)で食うからいい」。

オチ

「ん」稼ぎの口真似 ↔ 焼くのが間に合わない → 矢数=焼かずで生のまま食う。

サゲ

「矢数(焼かず)で食うからいい」

別題は「寄合酒」「田楽食い」。本来サゲを含む部分を「ん廻し」とする説がある。志ん生・圓生には消防のまねだから焼かずに食わせる型、現代には最後の言葉遊びを省く口演もある。

ほかに