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反対俥

はんたいぐるま

別名 · 反対車

A滑稽噺江戸対比

終列車に間に合わせたい夜。遅い車と、速すぎる車。

情景

夜の坂道。稲荷から借りた長提灯。反り返る梶棒。上野の終列車が迫る。

登場人物

あらすじ

  1. 上野の終列車を狙う男が、人力車を拾う。
  2. 最初の車はぼろで遅く、入院明けの車屋。提灯は稲荷から「借りた」。
  3. 降りて次を拾うと、見るからに速い車屋。
  4. 直進を貫き、障害も犬も構わず——。

みどころ

聴くとき

速い俥が上野を通り過ぎ、客が行き先を叫ぶところ。

結末

  1. 速い俥は上野を通り過ぎ、仙台まで走る。
  2. 戻っても終列車は終わっている。
  3. 車屋「大丈夫です、始発には間に合いますから」。

オチ

遅い俥で終列車に間に合わず、速い俥で通り過ぎても間に合わない。車屋の慰めは「始発には間に合う」。

サゲ

「大丈夫です、始発には間に合いますから」。

行き過ぎる先は三河島や大森など演者差。上方『いらち車』には「身の終わり」の地口で締める型もある。

ほかに