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辻占の独楽

つじうらのこま

別名 · 悋気の独楽 · 三つ紋の独楽

滑稽噺上方・江戸商家夫婦地口

帰宅しない主人を、本妻が奉公人に問いただす。

情景

商家の奥。薯蕷饅頭。懐の、三つの独楽。

登場人物

あらすじ

  1. 主人が帰らず、本妻は妾を疑う。女中がけしかける。
  2. 定吉が妾宅から戻り、碁の相手だと嘘をつかされる。
  3. 饅頭に牛王を仕込み、口を割らせる。
  4. 懐の三つの独楽が、泊まりの籤だとわかる——。

みどころ

聴くとき

何度目かの独楽が、また妾に当たる音。

結末

  1. 本妻が定吉に独楽を回させ、妾側に当たるたび顔が曇る。
  2. 何度もやり直し、芯がすり減る。
  3. 「心(芯)が狂うた」——悋気と独楽の芯。

オチ

泊まり先を独楽で決める。回し直しで芯がすり減り、悋気の「心」と独楽の「芯」が同時に狂う。

サゲ

「心(芯)が狂うた」

上方『悋気の独楽』。東京移植。本線は心/芯。 別名『悋気の独楽』。「心棒が狂う/曲がる」型あり。上方本線は心=芯。

ほかに