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宿屋の仇討

やどやのあだうち

別名 · 宿屋仇

A滑稽噺江戸・上方宿旅人どんでん返し

静かに眠りたい侍の隣へ、伊勢参り帰りの三人。芸者の次は相撲、さらに物騒な武勇伝。

情景

大坂・日本橋の宿。侍の隣室で、伊勢参り帰りの三人が夜通し騒ぐ。

登場人物

あらすじ

  1. 旅の侍が、静かな一室を希望して宿に入る。
  2. 隣に三人連れ——喜六・清八・源兵衛——が入り、芸者話で騒ぐ。苦情が何度も入る。
  3. 源兵衛が、昔の血なまぐさい武勇伝を語りはじめる。
  4. 侍が襖を開け、それは自分の仇だと宣言する——。

みどころ

聴くとき

源兵衛が物騒な武勇伝を終え、隣の侍が手代を呼ぶところ。

結末

  1. 宿の者は三人を柱に縛り、侍はそのまま眠る。
  2. 翌朝、侍は仇だという話は嘘だったと手代に明かす。
  3. 理由を聞かれ、『ああ言わねば身共を夜通し寝かしよらぬ』と答える。

オチ

仇討ちは、騒がしい三人を縛って静かに眠るための侍の作り話だった。

サゲ

「ああ言わねば身共を夜通し寝かしよらぬ」

上方では『宿屋仇』『日本橋宿屋敵』、江戸では『宿屋の仇討』の題で演じる。人物名や前段には演者差がある。

ほかに