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大安売り

おおやすうり

滑稽噺上方・江戸間抜

巡業帰りの関取は、今場所の成績を「勝ったり負けたり」と答える。

情景

町角。巡業帰りの関取と、初日から星を数える若い衆。

登場人物

あらすじ

  1. 巡業から帰った関取に、町内が成績を聞く。
  2. 「勝ったり負けたりでごんす」と答える。
  3. 初日、二日目——と聞くほど、勝ちが見当たらない。
  4. 次の場所は「全日土つかず」だったと聞き、若い衆は今度こそ勝ったのかと尋ねる——。

みどころ

聴くとき

若い衆が初日、二日目と順に尋ね、関取が同じ答えを重ねるところ。

結末

  1. 関取は引退も考えたが、親方から、ちゃんこ番がいなくなると困ると引き留められる。
  2. 親方の勧めで、四股名を「大安売り」へ替えたと話す。
  3. 理由を聞かれ、「これからは誰にでも気前よう負けてあげます」。

オチ

「勝ったり負けたり」の中身は全敗(向こうが勝ち、こちらが負け)。四股名を「大安売り」に替え、誰にでも気前よく負けると宣言する。

サゲ

「大安売り」——「これからは誰にでも気前よう負けてあげます」。

上方の短編。関取の四股名は『玉二つ』。台詞には演者差があるが、全敗の言い換え、休場、ちゃんこ番、大安売りへの改名が本線。

ほかに