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らくだ

らくだ

別名 · らくだの葬礼 · 駱駝の葬礼

S滑稽噺江戸・上方長屋火屋兄弟分考えオチ毒っ気

死人のらくだ。葬式の金はない。通りかかった屑屋だけが、逃げ遅れる。

情景

長屋の一間。大きな死骸、屑屋の籠、届いた酒と料理。

登場人物

あらすじ

  1. 乱暴者のらくだが、河豚に当たって死ぬ。
  2. 兄貴分は葬式を出そうとするが、金がない。そこへ屑屋の久六が来る。
  3. 兄貴分は久六を脅し、香典、酒、料理、棺桶代わりの漬物樽を集めさせる。
  4. しぶしぶ酒を飲んだ久六の口調が変わり、二人の立場が逆になっていく——。

みどころ

聴くとき

久六が酒を飲む前と後。同じ命令口調が、兄貴分へ返っていく。

結末

  1. 兄貴分と久六は、らくだの死骸を漬物樽に入れて火屋へ運ぶ。
  2. 途中で樽の底が抜けたことに気づかず、死骸を落とす。
  3. 探しに戻った二人は、橋のたもとの願人坊主をらくだと間違え、樽に詰めて火へ放り込む。
  4. 目を覚ました坊主が、「火屋」を冷や酒の「冷や」に取り、もう一杯とねだる。

オチ

「火屋」を「冷や」と聞き違え、火葬場で酒をねだる。

サゲ

「冷やでもいいから、もう一杯」

長い噺のため、久六が酒で豹変し、兄貴分との立場が逆転したところで切る演じ方も多い。最後まで演じる型では「火屋/冷や」の地口で落ちる。

ほかに