← もどる

あたま山

あたまやま

別名 · あたま山の花見 · 桜ん坊 · 欲の谷底

滑稽噺江戸・上方長屋考えオチ

種ごと食べた桜が頭で育ち、近所総出の花見場になる。

情景

長屋の空。頭上で咲く桜。花見客の足音が、男の頭を踏み鳴らす。

登場人物

あらすじ

  1. 男が落ちた桜の実を、種ごと食べる。
  2. 翌朝、頭から芽が出て、やがて大木になる。
  3. 近所が「あたま山」と呼び、花見で群がる。
  4. うるさい男、木を引き抜く。穴に雨水が溜まり——。

みどころ

聴くとき

桜の種一粒から、花見の騒ぎが頭上いっぱいに膨らむ速さ。

結末

  1. 木を抜いた穴に雨水がたまり、近所の人たちが船を出して釣りを始める。
  2. 釣り針をまぶたや鼻にかけられた男は、とうとう嫌気がさす。
  3. 男は自分の頭にできた池へ身を投げる。

オチ

自分の頭にできた池へ、自分自身が身を投げる。

別題に「頭山」「あたま山の花見」「欲の谷底」。上方では「桜ん坊」と呼ぶ。

ほかに