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野ざらし

のざらし

別名 · 骨つり · 手向の酒

滑稽噺江戸・上方向島長屋隣人考えオチ

髑髏を供養した男の話を聞き、八五郎は向島で骨を探し始める。

情景

長屋の隣室、向島の葦原、幽霊を待つ八五郎の部屋。

登場人物

あらすじ

  1. 八五郎は、隣の尾形清十郎の部屋から若い女の声を聞く。
  2. 清十郎は、向島で見つけた髑髏に酒を手向けたところ、娘の幽霊が礼に来たと話す。
  3. うらやましくなった八五郎は、清十郎の釣り竿と酒を持って向島へ向かう。
  4. 葦の中で骨を見つけると酒をかけ、自分の家を大声で教えて帰る。

みどころ

聴くとき

清十郎の怪談めいた語りから、八五郎の陽気な骨探しへ切り替わるところ。

結末

  1. 八五郎の独り言を聞いていた幇間の新朝が、夜になって八五郎の家を訪ねる。
  2. 美女を待っていた八五郎は、大きな鼻の男を見て何者かと尋ねる。
  3. 新朝が幇間の「たいこ」だと名乗ると、八五郎は「昼間のは馬の骨だったか」と落胆する。

オチ

「たいこ」を太鼓と聞き違え、拾った骨を「馬の骨」と思い込む。

サゲ

「新朝というたいこでげす」「しまった。昼間のは馬の骨だったか」

現行の江戸口演は、八五郎が向島で騒ぐ場面までで切ることが多い。サゲまで演じる型には「馬の骨」と「馬の皮」がある。上方の『骨釣り』では幇間の茂八が骨を釣り、最後に石川五右衛門が現れる「カマ」のサゲになる。

ほかに