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八九升

はっくしょう

滑稽噺江戸地口

耳の遠い隠居のもとへ、番頭が機嫌を取ろうと近づく。

情景

座敷の火鉢。帳面を横にした影。鼻先のこより。

登場人物

あらすじ

  1. 隠居は耳が遠く、女中の「食事の用意」をバカにされたと勘違いして怒る。
  2. 番頭が引き受け、ニコニコしながら隠居をけなし続ける。
  3. 聞こえない隠居は笑顔にだまされ、番頭を褒める。
  4. 火鉢は帳面を横にして「横丁」。米の残りを問われ——。

みどころ

聴くとき

こよりが鼻に入る直前。

結末

  1. 番頭がこよりで鼻を突き、隠居がくしゃみをする。
  2. 「ハックション! …ああ、八、九升ってとこか」。
  3. 米の量が、くしゃみの音になる。

オチ

番頭がこよりで隠居をくしゃみさせ、「ハックション」を「八、九升」と聞かせる地口。

サゲ

「ハックション! …ああ、八、九升ってとこか」

差別語を含むため現在は口演忌避されがち。圓生一門の初心者ネタでもあった。

ほかに