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持参金

じさんきん

滑稽噺江戸長屋廻り

長屋の男が、友人の返済話と大家の縁談に振り回される。

情景

長屋。返済の催促。大家の縁談話。手ぬぐいが金に見える間。

登場人物

あらすじ

  1. 長屋の男が、昔借りた五円を友人に突然返してくれと言われる。
  2. 大家が、器量の悪い妊娠中の女との縁談を持ちかけ、持参金五円と言う。
  3. 男は友人のためと受け、今日中の持参金を条件にする。
  4. 再び来た友人に事情を聞くと——大家経由で同じ五円が回っていると知る——。

みどころ

聴くとき

友人が「大家に相談した」と言う瞬間。

結末

  1. 男も大家が持ってこなければ出せない、と答える。
  2. 「金がぐるぐる回るな」「金は天下のまわりものだな」。
  3. 手ぬぐいを五円に見立てて回す型では、さらに空回りが続く。

オチ

同じ金が三人を結ぶだけで動かない。持参金の名が、空回りのことばになる。

サゲ

「金は天下のまわりものだな」。

『逆さの葬礼』へ続く型あり。単独はまわりもの落ち。 手ぬぐいを金に見立てて回す型あり。五円=御縁で落とす型あり。『逆さの葬礼』前半の独立。

ほかに