← もどる

富士詣り

ふじまいり

別名 · 五合目

滑稽噺江戸富士山地口

富士講の長屋仲間が、六根清浄を唱えて山道を登る。

情景

夜明けの登山道。六根清浄。霧。長屋仲間の息。五合目の空。

登場人物

あらすじ

  1. 長屋仲間で富士講。六根清浄と唱え、朝から登る。
  2. 半ばで休憩し、急に天気が崩れる。誰かの罪のせいだ、と白状が始まる。
  3. 下駄の履き違え、そばのサバ読み——下らない罪ばかり。
  4. 熊五郎が人妻との情事を明かし、その旦那が仲間にいて喧嘩——。

みどころ

聴くとき

天気が回復したあとの、青い顔。

結末

  1. 登山を再開しようとすると、初富士の男の顔が真っ青。
  2. 「初山で酔ったようだな」。
  3. 「そりゃしょうがねえ、ちょうどここが五合目だ」。

オチ

「五合目」まで来た告白が、酒の五合に聞こえる地口。

サゲ

「そりゃしょうがねえ、ちょうどここが五合目だ」

短い型。本線は白状と五合目。 別題『五合目』。懺悔の中身は演者差。本線サゲは五合目=酒五合。

ほかに