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ふたなり

ふたなり

別名 · 書置違い · 亀右衛門

滑稽噺上方・江戸親子地口

化け物の噂の森で、女と息子が遺書をめぐって向かい合う。

情景

化け物の噂の森。しめり泣く女。翌朝の検分と、懐の紙。

登場人物

あらすじ

  1. 亀右衛門が若い衆の十両を安請け合いし、夜の森を越えて金策へ。
  2. 泣く女に遭う。身重で自殺のつもり、回向を頼むと遺書を見せる。
  3. 礼金十両と知り乗り気になるが、首吊りの手本が本物の死になる。
  4. 女は気を失せて遺書を彼の懐へ。翌朝、死体と紙が検分される——。

みどころ

聴くとき

役人の「ふたなりか」のあと、息子の息。

結末

  1. 遺書に「お腹に子を宿したため」とあり、場が混乱する。
  2. 役人が「男子と女子を併せ持つふたなりか」と問う。
  3. 息子は「いえ、昨晩着たなりでございます」。

オチ

男腹に女の遺書 ↔ 役人の「ふたなりか」 → 息子が「着たなり」で地口。

サゲ

「いえ、昨晩着たなりでございます」

上方は「夜前食たなり」。江戸猟師型は「猟師でございます」。 上方「宵に食たなり」。猟師設定で「いえ、猟師でございます」型あり。本線は着たなり。

ほかに