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お玉牛

おたまうし

別名 · 堀越村 · 堀越村のお玉牛

滑稽噺上方地口艶笑

評判の娘へ夜這いをかけた若い衆が、暗闇で手探りを続ける。

情景

堀越村。若い衆が集まる土手と、お玉の家の暗い一間。

登場人物

あらすじ

  1. 堀越村で、お玉の噂が若い衆を騒がせる。
  2. 茂兵衛が「うんと言わせた」と自慢するが、夢だったと明かす。
  3. こづきの源太が鎌をちらつかせ、「うんか鎌か」でお玉に迫ったと吹聴する。
  4. お玉が親に訴え、父は娘の部屋に牛を寝かせておく——。

みどころ

聴くとき

源太が尻尾を髪、角をかんざしと思い込む手探りの場面。

結末

  1. 源太は暗い部屋へ忍び込み、布団の中の牛をお玉と思って撫で回す。
  2. 尻尾を髪、角をかんざしと思い込むが、牛が「モー」と鳴いて逃げ出す。
  3. 若い衆に「お玉をうんと言わせたか」と聞かれ、「いや、モーと言わした」と答える。

オチ

「お玉をうんと言わせたか」という問いに、牛の鳴き声を重ねて「いや、モーと言わした」と返す地口。

サゲ

「いや、モーと言わした」

現在よく演じられる短縮型では、茂兵衛が夢の自慢をし、こづきの源太が夜這いをかける。古い『堀越村』を含む型では、与平次夫婦がお玉を引き取り、茂平が夜這いをかける筋もある。

ほかに