おばけながや
別名 · 借家怪談
空き部屋へ来る借り手を、怪談で追い返す二人。強がる職人には、話だけでは効かない。
貸家札の下がる長屋。仏壇の鉦、ひとりでに開く障子、顔へ触る濡れ雑巾。
鉦、障子、箒、金槌。怪談で聞いた順に、仲間の仕掛けが動き出す。
『尻腰がねえ』は意気地がないという意味。按摩は大入道の腰役だった者が先に逃げたという意味に取り違える。
「腰の方は、さっき逃げてしまいました」
別題『借家怪談』『化け物長屋』。長いため、二人目の職人が財布を持っていくところや、親方の家へ逃げ込むところで切る口演も多い。サゲには『おあしがないから』型、『尻腰/引っ越し』型もある。ここでは五代目古今亭志ん生の按摩型を採用。