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黄金餅

こがねもち

A人情噺江戸長屋隣人怖い

風邪の僧があんころを所望する。壁の穴から、餅に包んだ金。

情景

下谷の長屋。金山寺味噌の匂い。餡と、二分金の光。

登場人物

あらすじ

  1. 托鉢の西念が風邪で伏せ、隣の金兵衛が看病する。
  2. あんころ餅が欲しい、と。金兵衛がなけなしで大量に買う。
  3. 西念は人前で食わぬと追い出し、壁の穴から見ると——
  4. 餅を開き、胴巻の金を包んで丸呑みしている——。

みどころ

聴くとき

町名が息継ぎなく連なる、長い道中。

結末

  1. 金兵衛は西念を弔い、火葬場で腹のあたりから金銀を取り出す。
  2. その金を元手に目黒で餅店を開き、「黄金餅」の名で繁盛する。

オチ

西念が餅に包んで飲み込んだ金を、金兵衛が火葬のあと取り出し、その金で餅屋を開く。店の名を『黄金餅』としたところで噺が終わる。

固定のサゲはない。長い道中の地語りを聴かせる志ん生型が広く知られる。

ほかに