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さじかげん
裁き江戸・上方村茶屋奉行所恋愛裁きの一文
勘当された医者の若旦那が、身を立て直した村からかつての女郎を訪ねる。
村の診察。茶屋の奥。白洲で争われる、薬料の数字。
「薬は医者のさじ加減」——奉行の声。
治療の匙と裁きの匙を重ねる。薬料の巨額が、示談へ追い込む。
「みんなが、すくわれた」
上方型と江戸政談型あり。材料は薄いが本線は更生と再会の裁き。