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火焔太鼓

かえんだいこ

A滑稽噺江戸夫婦地口

売れそうもない古びた太鼓。丁稚が店先で叩くと、通りかかった大名の耳へ届く。

情景

古道具屋の店先。埃だらけの太鼓。定吉の打つ音が、通りへ響く。

登場人物

あらすじ

  1. 古道具屋の甚兵衛が、汚く安い太鼓を仕入れてくる。
  2. 女房は呆れ、定吉は店先で太鼓を叩いて遊ぶ。
  3. 音を聞いた赤井御門守の侍が、太鼓を屋敷へ持参せよと店へ来る。
  4. 汚い太鼓で殿を怒らせるのでは、と女房に脅されながら、甚兵衛は屋敷へ向かう——。

みどころ

聴くとき

三百両を前に、甚兵衛が一枚ずつ小判を数えるところ。

結末

  1. 汚い太鼓が火焔太鼓として三百両で売れ、夫婦が沸く。
  2. 次も音の出る大物を、と半鐘を仕入れようと言う。
  3. 女房「半鐘はいけないよ、おジャンになるから」。

オチ

火事が消えた合図に半鐘を一つ打つことを「おジャン」といい、商売がだめになる「おじゃん」に掛ける。

サゲ

「半鐘はいけないよ、おジャンになるから」。

太鼓の桴と罰の「バチ」、笛の音と金欠の「ピーピー」で締める型もある。

ほかに