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菊江の仏壇

きくえのぶつだん

別名 · 白薩摩 · 菊江仏壇

人情噺上方・江戸商家夫婦親子勘違いほろ苦

若旦那が菊江に夢中になり、家では新妻お花が実家へ帰る。

情景

大店の座敷。ばかでかい仏壇。三味線の余韻と、突然の帰廊。

登場人物

あらすじ

  1. 信心深い大旦那が巨大な仏壇を造り、やがて外の門跡へ通う。
  2. 若旦那は貞淑な妻・お花がいてもミナミの菊江に入れあげる。
  3. お花が実家で危篤。大旦那が見舞いに出て、店では菊江を呼び宴会。
  4. 大旦那が急に帰宅し、あわてて菊江を仏壇へ隠す——。

みどころ

聴くとき

仏壇の扉が開く、一拍。

結末

  1. 大旦那がお花の死を涙ながらに語り、掛け軸を取りに仏壇を開ける。
  2. 中の菊江を亡き嫁の霊と見まがい、成仏を勧める。
  3. 菊江「へえ。私も消えとうございます」。

オチ

信心の仏壇を開けると囲い者。亡き嫁の霊と見まがい成仏を勧めると、本人も消えたいと言う。

サゲ

「へえ。私も消えとうございます」

上方の大ネタ。江戸は圓右移入。別題『白薩摩』は着物の名。

ほかに