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おかふい
人情噺江戸商家夫婦トントンほろ苦
病床の質屋主人が、妻の愛情を確かめるため無理な願いを口にする。
質屋の奥。薬の匂い。伏せた鏡と、座敷の午後。
傷が揃ったあとの、穏やかな間。
鼻なしの夫婦が「いとふい」「かわふい」。番頭が「おかしい」を「おかふい」と拾う。
「いとふい」「かわふい」——番頭「これはおかふい」
圓生系の復活型が知られる。主人や妻の名、裁きの細部には演者差がある。