← もどる

はてなの茶碗

はてなのちゃわん

別名 · 茶金

滑稽噺上方・江戸京都茶屋茶道具屋考え

漏れる茶碗を見つけた男が、茶屋の主人に値打ちを尋ねる。

情景

清水・音羽の滝の茶屋。桐箱と緞子。帝の筆。店先の、担ぎ込み。

登場人物

あらすじ

  1. 清水の茶屋で、茶道具屋・茶金が茶碗をひねり「はてな」と首をかしげて去る。
  2. それを見た油屋が値打ち物と決め、脅しに近い交渉で二両で手に入れる。
  3. 茶金の店へ千両と売り込み、出た茶金は——ヒビもなく水が漏れるので「はてな」だった、と明かす。
  4. 茶金は三両で買い取り、油屋を諭す。のち歌と帝の箱書きで茶碗が千両級になる——。

みどころ

聴くとき

五百両を渡したあとの静けさ。再び担がれる音。

結末

  1. 茶金は千両のうち五百を油屋に分け、余りを施しと宴に使う。
  2. 後日、油屋が再び現れ「十万八千両の金儲け」。
  3. 「今度は水瓶の漏るやつを見付けて来ました」。

オチ

漏れる茶碗が千両になった ↔ 油屋が大きさを掛け算 → 漏れる水瓶を持ち込む。

サゲ

「今度は水瓶の漏るやつを見付けて来ました」

米朝がほぼ創作に近い復活とも。東京は『茶金』。本線は漏る水瓶。 江戸では『茶金』。水瓶/水甕の言い回しは口演差。

ほかに