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お血脈

おけちみゃく

別名 · 骨寄せ · 善光寺骨寄 · お札泥棒

滑稽噺江戸・上方地獄考えオチ

極楽行きの印が流行し、地獄は閑古鳥。閻魔は大泥棒を善光寺へ送り返す。

情景

善光寺の夜。箱の中には、また箱。地獄では鬼たちが手持ち無沙汰で集まる。

登場人物

あらすじ

  1. 善光寺に、額へ押せば極楽行きの「お血脈」がある。
  2. 流行りすぎて死者はみな極楽へ。地獄が不景気になる。
  3. 閻魔、石川五右衛門を蘇らせ、印判を盗ませる。
  4. 五右衛門、箱を次々開け、ついに印判を手にし——。

みどころ

聴くとき

箱を開けるたび、もう一つ箱が出る。その繰り返しと五右衛門の見得。

結末

  1. 五右衛門は最後の箱から、お血脈の印を見つける。
  2. 「ありがてえ、かたじけねえ」と喜び、印を持った手で自分の額を押す。
  3. 五右衛門自身が極楽へ行き、盗みは失敗する。

オチ

極楽行きの印を盗もうとした手が、喜びのあまり自分の額へ押してしまう。盗みが往生で終わる。

サゲ

「ありがてえ、かたじけねえ」——お血脈を自分の額へ押す

上方『骨寄せ』は歌舞伎の骨寄せ演出を入れる型あり。本線は五右衛門の自押。

ほかに