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崇徳院

すとくいん

A人情噺江戸・上方茶屋恋愛人情の決着

恋煩いの若旦那。茶屋でもらった歌の上の句だけを手がかりに、娘を探す。

情景

寺社の門前茶屋。落とした帛紗。料紙に残る、和歌の上の句。

登場人物

あらすじ

  1. 大店の若旦那が、気の病で伏せる。
  2. 親しい職人・熊五郎が聞き出す——茶屋で見た娘が忘れられない。
  3. 娘は落とした帛紗の礼に、崇徳院の歌の上の句だけを残して去った。
  4. 下の句を思い出し、再会の約束だと気づくが、名も居所も分からない——。

みどころ

聴くとき

最後の床屋へ、娘方の探し人が飛び込むところ。

結末

  1. 熊五郎が歌を手がかりに娘を探すうち、双方の探し人が鉢合わせになる。
  2. 揉み合いの拍子に鏡が割れる。
  3. 「割れても末に買わんとぞ思う」——崇徳院の下の句が、縁の言葉になる。

オチ

鏡が割れ、店主が弁償を求める。「割れても末に買わんとぞ思う」は、歌の「われても末に逢わん」と、月末に鏡を買って払う約束を掛ける。

サゲ

「割れても末に買わんとぞ思う」。

『皿屋』では鏡でなく皿を割る。相手の「手を放せ」に「放さねえ、合わすんだ」と返す型もある。

ほかに