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目薬

めぐすり

別名 · しりのめぐすり

滑稽噺上方長屋夫婦間抜オチ

目を悪くした大工の夫婦が、粉薬の袋の読み方をめぐって言い合う。

情景

長屋の夫婦の部屋。粉の目薬の袋に書かれた『めじりにつけてもちうべし』を二人で読む。

登場人物

あらすじ

  1. 大工の夫が目を悪くし、医者が留守のため女房が目薬を買ってくる。
  2. 粉薬の袋に用法があるが、夫婦は文字をうまく読めない。
  3. 夫はひらがなの『め』を女湯で見る『女』の字だと思い、『女尻につける』と読む。
  4. 自分の目を治すのに女房の尻へ薬をつけるのかと首をかしげながら、説明どおりだと信じる。

みどころ

聴くとき

用法を「理解した」と顔を見合わせる間。

結末

  1. 夫は女房に尻をまくらせ、粉の目薬をつけようと顔を近づける。
  2. くすぐったさを我慢した女房が放屁し、粉薬が夫の目へ吹き飛ぶ。
  3. 夫は薬が目に入ったため、『やっぱり薬はこうやってつけるもんだ』と納得する。

オチ

『目じり』を『女尻』と読み違えた方法は間違っているのに、女房の屁で粉薬だけが夫の目へ届く。

サゲ

「やっぱり薬はこうやってつけるもんだ」

上方由来の艶笑小品。東京では目を患った大工が女房に薬を買わせる型がある。用法の細かな文言には演者差がある。

ほかに