← もどる

商売根問

しょうばいねどい

別名 · 雁つり · 雁とり · 鷺とり

滑稽噺上方・江戸墓地ぶっつけ

金儲けの話に乗った藤助が、萩寺の墓地で眠る鷺を狙う。

情景

萩寺の墓地。立ったまま眠る鷺。金色の相輪。塔下の大布団。

登場人物

あらすじ

  1. 藤助は甚兵衛から、神崎川の鷺は萩寺の墓地で眠る、寝込みをつかめと教わる。
  2. 言われたとおり鷺をつかんでは腰に結ぶ。夜明け、鷺が一斉に飛び、藤助も空へ。
  3. 気がつくと金色の巨棒——四天王寺の五重塔の相輪にしがみついている。
  4. 寺が大布団を広げ、飛び降りろと叫ぶ——。

みどころ

聴くとき

飛び降りる決断。布団が沈む音。

結末

  1. 藤助が布団へ飛び降りる。反動で四隅が持ち上がる。
  2. 僧侶四人が頭をぶつけ合う。
  3. 「一人助かって四人死んだ」。

オチ

一人を救う布団の反動が、持つ四人の頭をぶつける。救助が四人の死になる。

サゲ

「一人助かって四人死んだ」

『商売根問』は失敗談の連なりで鷺とり等へ続く枕。江戸は雁とり。 本線は鷺とり型。商売根問は枕の連なり。江戸雁とりはほくちで焼け死ぬ型あり。

ほかに