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笠碁

かさご

A滑稽噺江戸友人間抜オチ

待ったをめぐって絶交した碁敵が、雨の日、互いの軒先をうろつく。

情景

雨の午後。軒から見える碁盤。通りを往復する、笠の影。

登場人物

あらすじ

  1. 碁好きの二人。「待った」なしがすぐ破れ、商売の過去まで持ち出して絶交。
  2. それでも打ちたく、一方は軒先に盤を出して待つ。
  3. 雨の日、笠の男が素通りし、また戻り、往復を繰り返す。
  4. 「へぼ」の一言に、笠の男がついに上がり込む。

みどころ

聴くとき

「へぼ」と呼びかけるまでの、意地の張り合い。

結末

  1. 打ち始めると、ぽたりと水。雨漏りかと嘆く。
  2. 顔を上げる——相手が笠を被ったまま。
  3. 相手は笠をかぶったまま、夢中で碁を打っていた。

オチ

碁に夢中で、笠を脱ぐことまで忘れていた。盤の水滴は雨漏りではなく、笠から落ちた雨だった。

サゲ

「お前さん、笠被りっぱなしだ」。

ほかに