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三年目

さんねんめ

別名 · 三年目の幽霊 · 茶漬幽霊

A怪談江戸・上方夫婦人情の決着ほろ苦

再婚の夜に出ると約した妻。三年目の命日、障子の向こう。

情景

病床の灯。祝言の夜。三年目の墓参りの、闇。

登場人物

あらすじ

  1. 仲のよい若夫婦。病弱の妻が死期を悟り、再婚を嘆く。
  2. 夫は再婚の祝言の夜に幽霊で出てくれと頼む——女は逃げるだろうと。
  3. 妻が死に、周囲に勧められて後妻を迎える。祝言の夜も幽霊は出ない。
  4. やがて子ができ、三年目の命日に墓参りしたその夜——。

みどころ

聴くとき

先妻が、約束より三年遅れた理由を語る。

結末

  1. 先妻の幽霊が現れ、再婚への恨みを言う。
  2. なぜ早く出なかったのかと問う。
  3. 棺のとき剃られた髪が伸びるのを、三年待っていた。

オチ

亡くなった妻は、棺に納める前に髪を剃られていた。坊主頭で夫の前へ出たくないと、髪が伸びるまで三年待った。

サゲ

「坊主頭で出たら愛想を尽かされると思って、三年の間、髪の毛の伸びるのを待っておりました」

上方の『茶漬幽霊』は、昼に現れた幽霊が『夜は怖いから』と答える。

ほかに