← もどる

権兵衛狸

ごんべえだぬき

別名 · とんとん権兵衛

滑稽噺江戸・上方髪結床逆転

髪結床の権兵衛が、夜ごと雨戸を叩く声に気づく。

情景

田舎の髪結床。雨戸。頭突きの音。剃刀の、冷たい光。

登場人物

あらすじ

  1. 髪結床の権兵衛は、夜に名を呼ばれ雨戸を叩かれるが、開けても誰もいない。
  2. 狸の頭突きだと気づき、タイミングを合わせて戸を開けると、狸が転がり込む。
  3. 狸汁にすると脅し、頭を綺麗に剃って逃がす。次は本当に食う、と念を押す。
  4. 数日後の夜、また名を呼ばれ戸を叩かれる——。

みどころ

聴くとき

二度目に戸を開ける間。

結末

  1. 怒りながら開けると、例の狸が待っている。
  2. 「今度は髭を剃って欲しい」。
  3. 脅しが、リピートの予約になる。

オチ

懲らしめの丸刈りが、常連の入口になる。狸汁より、整髪のリピート。

サゲ

「今度は髭を剃って欲しい」。

上方では『とんとん権兵衛』。狸を殺さず丸刈りにする理由を、父親の命日とする型もある。

ほかに