← もどる

唐茄子屋政談

とうなすやせいだん

別名 · なんきん政談 · 南京屋政談 · 南瓜政談

A人情噺江戸・上方往来長屋奉行所親族裁き人情

勘当の若旦那が、唐茄子の天秤棒を担ぐ。三ノ輪の裏長屋で、母子の空腹を知る。

情景

吾妻橋の欄干。天秤棒に残る唐茄子。三ノ輪の裏長屋には、米もない。

登場人物

あらすじ

  1. 道楽で勘当された若旦那が、橋から身を投げようとして叔父に止められる。
  2. 翌朝、天秤で唐茄子を売れと命じられ、不慣れな行商が始まる。
  3. ほとんど売り尽くした先の裏長屋で、困窮した母子に呼び止められる。
  4. 子に弁当を与え、売り上げを押しつけ、走って帰る——。

みどころ

聴くとき

子が弁当を食べるのを見て、若旦那が売上を母親へ押しつけるところ。

結末

  1. 金は大家に奪われ、母子は心中を図っていた。若旦那が大家を殴る騒ぎになる。
  2. 奉行所で大家が厳しく咎められ、母子は叔父の長屋へ身を寄せる。
  3. 若旦那は功で勘当を解かれ、商人として立ち直る。

オチ

若旦那が母子へ残した売上を大家が取り上げる。騒ぎの裁きで母子は救われ、若旦那も勘当を解かれる。

上方は『南瓜政談』。通しは長く、前半のみの口演も多い。別名『南京屋政談』を統合。

ほかに