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いいえ

いいえ

別名 · 尾上多見江 · 嵐民弥 · 三人いいえ

滑稽噺江戸・上方街道夫婦地口

馬子屋で女形を女と間違えた男が、家へ戻って妻子と話す。

情景

巡業地の馬子小屋。闇のうなり。帰り道の、押さえられた尻。

登場人物

あらすじ

  1. 座長と喧嘩した女形が、扮装のまま巡業地を後にする。
  2. 馬子が家出娘と信じ、自宅に泊める。
  3. その夜、妻に手が伸び、次の夜は娘——家が険悪になる。
  4. 親元へ送る道中、馬子自身も巻き込まれる——。

みどころ

聴くとき

帰宅後の問い。尻を押さえる手と、短い答え。

結末

  1. 馬子が妻と娘に「あの娘とやったのか」と聞く。
  2. 二人とも「いいえ」。
  3. 妻が尻を押さえる馬子に問い返し、馬子も「はあ、いいえ」。

オチ

妻・娘・馬子、三つの「いいえ」が同じ秘事を隠す。

サゲ

「はあ、いいえ」

上方『尾上多見江』。江戸は『嵐民弥』など。本線は三度のいいえ。 上方『尾上多見江』。江戸別題『佐野川市松』『嵐民弥』『三人いいえ』。本線は三度のいいえ。

ほかに