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山崎屋

やまざきや

色噺江戸商家吉原主従夫婦地口

べっ甲問屋の番頭が、若旦那と花魁を結婚させる策を考える。

情景

べっ甲問屋の帳場。鳶頭の家。大旦那の査問。座敷の、嫁の声。

登場人物

あらすじ

  1. 山崎屋の番頭・久兵衛は、若旦那に花魁遊びの三十両を帳簿で作れと頼まれ、妾の件で脅される。
  2. 代わりに、本気なら夫婦にする計略を授ける——身請けして鳶頭に預け、落とし金を届けさせる筋。
  3. 計略は成功し、花魁は嫁になる。
  4. ある日、大旦那が奉公先を尋ねる。「北国」——吉原の隠語が、加賀の参勤に聞こえる——。

みどころ

聴くとき

「六部に天狗が付いたのかい」のあと。

結末

  1. 大旦那は朝立ち夕暮れ着の道中を感心し、六部に天狗かと感嘆する。
  2. 嫁「三分で新造がつきんした」。
  3. 廓言葉が、道中の速度にすり替わる。

オチ

天狗の速さへの感嘆が、吉原の揚げ代(三分で新造付き)にすり替わる。北国=吉原の正体が落ちる。

サゲ

「三分で新造がつきんした」。

前半の遊びは『よかちょろ』として独立。禁演落語に含まれた時期あり。 北国・道中・新造など吉原語はマクラ説明が前提。前半独立型は『よかちょろ』。

ほかに