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ねずみあな
人情噺江戸・上方店蔵兄弟地口ほろ苦
放蕩で身上を失った竹次郎は、江戸で商う兄から三文だけを渡される。
江戸の店。三文の銭。蔵の鼠穴。夜の半鐘の遠い音。
竹次郎が最初に借りた三文を兄へ返しに行くところ。
栄達と破滅が夢。土蔵と五臓の掛けで、心労が蔵になる。
「夢は土蔵(五臓)の疲れ」
上方の人情噺を三代目圓馬が東京へ持ち込んだ。圓生・談志系に伝わる夢落ちの型を本文の基準にする。志の輔には火事の夢を「燃え栄える」と返す型がある。