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長屋の花見

ながやのはなみ

別名 · 貧乏花見

A滑稽噺上方・江戸花見長屋近所虚勢

番茶を酒、沢庵を卵焼きに見立てる。貧乏長屋の花見。

情景

春の長屋。一本の桜。割れた皿と、元気だけある声。

登場人物

あらすじ

  1. 長屋の住人が、天気のいい日に花見へ行く話になる。
  2. 食べ物も敷物も代用品。「気で気を養う」と盛り上がる。
  3. 現地で金持ちの花見を見てたまらなくなり、喧嘩のフリで馳走をせしめる。
  4. 本当の喧嘩になりかけ、持ち出した酒で再盛り上がり——。

みどころ

聴くとき

酒食を取り返しに来た幇間を、長屋の連中が取り囲む。

結末

  1. 幇間が仕返しに来て、長屋の剣幕にたじろぐ。
  2. 幇間は徳利を見とがめられ、「お銚子のおかわりを持ってきた」と取り繕う。

オチ

酒食を取り返しに来た幇間が、長屋の剣幕に押される。手にした徳利は、取り返すためではなく『おかわり』だと言い換えて逃げる。

サゲ

「おかわりを持ってきた」。

上方の『貧乏花見』型。江戸の『長屋の花見』では大家が一同を連れ出し、茶柱や家賃の一言で切る型もある。

ほかに